PDF化しておけばよかった…実はギャップが抗い難い魅力『PERFECT FIT』

「PERFECT FIT」（たなと／祥伝社）は、BLにしては珍しい、障がい者が登場するお話です。しかも、「それが何？」という挑戦的なコメディタッチで非常に面白い。そして心にも刺さる名作です！

大学院に進んだマジメ可愛い真下司（ましもつかさ）は、院の先輩で片腕の先がない田中先輩にセクハラめいたいじりをされて戸惑います。この先輩、大学ではきちんとした態度で周囲の信頼も厚いのですが、折々に真下が目撃するのは遊び人風の別の顔…。ハンディキャップがあっても何にも物怖じしない田中先輩の迫力とギャップに翻弄される真下くんでした。決してビジュアルが良いわけではないのに、読者も田中先輩の抗い難い”何か""に引き込まれてしまいます。

これは1巻目を友人に借りまして、完結の2巻めが出たと知って自分で電子書籍で買いました。1巻目もPDF化でもして持っていたいものですが、もう返してしまったし、PDFもいいけど、たぶん買った方が早いですね。

PDFといえば、

最近ネット検索すると、PDF化された研究論文がヒットして面白いなあと思うことがあります。

先日は、某大学の表現学科的な方がBL漫画についての考察論文をネット上に上げていました。こういうPDF文書って、たぶん大学内で共有する目的でPDF化しているんだと思いますが、本名や大学名出ているし、いいのかなあと思ってしまいます。内容は至ってマジメでしたが。

しかし文書をPDF化して誰かと共有するのは便利ですよね。印刷物ならスキャンすればいいしワードなら印刷のときにPDFソフトを選ぶだけ。私も仕事の資料をPDFでもらったりします。

この話も、舞台は大学院なので研究論文を書いてるんだろうなと思う場面があります。PDF化、してるかな？何の研究をしているのかは分かりませんけどね。