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BL漫画・小説の感想、主婦の日常雑記

2025

0525
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2018

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新婚さんや恋人の間で、夜の営みがないと寂しいってことはあると思うのですが、結婚して早10数年の私は、まあ無くても大丈夫です。でも、婚約していて、同棲もしているカップルがセックスレスというのは、なかなかに辛いものがあるでしょうね。

BL小説『ふったらどしゃぶり When it rains it pours』 (一穂ミチ/KADOKAWA/フルール文庫ブルーライン)は、そんな、恋人とのセックスレスに悩むサラリーマンの一顕と、一緒に暮らす幼馴染みに片思いを続ける整の物語です。

お互い、好きな相手と暮らしているんだけど報われない!という苦しみを抱えて生きている2人が、メールの手違いで不思議な交流を重ね、心を通わせていく…というお話。

相手も自分も男性である整はともかく、一顕の相手は女性で、しかも婚約者なので、なんだか可哀想になってしまいます。彼の場合、性欲が満たされなくて欲求不満というよりも、「お母さんに抱っこしてもらえない幼い子供」みたいな切なさがありました。どんどん、愛が信じられなくなっていくんですよね。いやー、やっぱり大事なことなんだなあと思います。

「ふったらどしゃ降り」というのは、カラカラの日照りがずーっと続いて、いざ降り出したら物凄い豪雨になった!という意味だそうです。確かに、身も心もカラカラに乾いた状態だった一顕と整が、いざその時になり満たされていく様子はどしゃぶりものでした♪

一穂ミチさんの小説はこれが初めてで、切実な心理描写にリアリティがあって良かったです。
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